2020年東京オリンピックに向けてあちらこちらで建築・道路工事が行われている。不測なタイムリミットとなり、劣悪な条件のもとであれも、工事関係者は日々、懸命に職務を全うしている。彼らは新国立競技場などと時代に形と名誉を残せるからなのか?だから辛苦に耐えられるのか?

わたしの支えの1つであるTL人間学セミナーは東京タワーの見えるホテルで行われる。部屋より見える東京タワーに、ふと60年前の工事風景を想像した。この素晴らしい形からは“血と汗と涙の結晶”という物語は想像できなかった。元気で威勢のよい大きな声と、笑顔と歓びで笑い溢れる職人達の姿が思い描かれた。同じ職人として許されるなら憧れる現場だった。彼らもまた「形と名誉」を残した? 否、彼らは時代に「歓びの笑顔」を生んできた。形や名誉ではなく、やりがいや使命ではたらき生きる姿に憧れる。

スッキリ・サッパリと感じたお客様の心の中、帰宅し「お父さんカッコ良くなったね!」の家族の一言、デートしていつもより素敵な彼女の表情や仕草との出会い、結婚式の写真、家族旅行の写真、お遊戯会・運動会のビデオの中・・・。わたしたちのはたらきも歓びの笑顔がもたらす幸せを沢山生み出すことが出来る。“人の歓び、わが歓び” 日々1mmでも進み成長してゆきたいと願う。